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ここではWindowsMediaEncoder(以下WME)を使って配信用に動画をエンコードする設定を説明します。

インストールなどに関しては特に説明しませんが、Microsoftのページダウンロードして実行すれば普通にインストール出来ます。64bit版はこちら。64bit環境で32bit版が必要な場合はこちらを参照。


基本的な設定

WMEのプロパティ画面を開いたところ

起動すればこの様になっているはずです。

入力ソース

ビデオ入力の場合

キャプチャーカードの設定1 キャプチャーカードの設定2

入力ソースでキャプチャーカード選択後、構成から上記のように設定します。

VideoConposite・VideoSVideoの選択は各自の配信ソースからの出力に合わせて下さい。
ConpositeからSVideoに変換している場合でもVideoConpositeです。

フォーマットは基本的にはNTSC_M_Jにして下さい。
配信ソース側が、ビデオカードのドライバの都合などでNTSC_Mの場合はNTSC_Mにしておくのがよいでしょう。(どちらでも通るとの話も聞きますが。)
NTSC_MとNTSC_M_Jの違いは主に黒レベルの設定値で、NTSC_M_Jの方が輝度の範囲は広いようです。

画面取り込みの場合

入力ソースのデバイスを選び、ビデオにチェックを入れます。 そこから画面の取り込みを選びましょう。構成をクリックして細かい設定をします。 取り込み元を選びます。

画面全体
画面全体を取り込みます
画面全体を取り込む設定
画面の領域
指定した場所を取り込みます
指定した領域を取り込む設定
ウィンドウ または アプリケーション
指定したアプリの画面を取り込みます。
指定したアプリケーションの画面を取り込む設定

画面ウィンドウ取り込みや画面の領域取り込みで取り込んだ場合 そのままエンコードを開始すると「入力メディア形式が無効です」と エラーが返ってくることがあります。 その時は取りたい対象の画面サイズに問題があるので、 「幅・広さ」を 320*240 640*480 800*600など、 規格のサイズ(偶数値)に設定してください なお、ソースに適当な動画を放り込んでおくと、 画面取り込みでもエンコ中にビデオパネルの出力側で プレビューが出来るようになります。

オーディオ入力ソース

オーディオ入力ソース

「構成」ボタンで音声入力ソースを選択します。
プロパティ画面では右の「ピンライン入力」の方で
「ステレオミックス」「LINEIN」「マイク」(*これらの名称はカードによって違います)入力したいソースを選択してください。

音量アイコンからボリュームコントロール

OSに付属している「ボリューム コントロール」からも設定できます。
上記の「構成」ボタンから設定するよりこちらで設定した方が基本的に不具合は出にくいです。
・「ファイル名を指定して実行」から「sndvol32」を指定
・「プログラム」→「アクセサリ」→「エンターテイメント」
・タスクバーのスピーカーの形をした「音量」アイコンをダブルクリックor右クリック
などの方法で起動できます。
メニューバーの「オプション→プロパティ」で「録音」にチェックし表示するコントロールを選択。
ステレオミキサー、ライン入力、マイク(使用カードによって名称は違います)あたりにチェックを入れてOK。
出てきたコントロールで入力したいソースの「選択」チェックボックスを入れれば、そのソースから入力します。
こちらでは、音量のコントロールもできます。

この録音と再生のプロパティは別個なので、両方のバランスを調整しないと自分のPCからは音が鳴っているのに
「音が鳴ってないよー」「音量小さすぎ」という事態になるので注意が必要です

  • '配信時の音質に関して、視聴者から音がおかしい(ピザってる等)の指摘があった場合'
    配信者側の音声デバイスのイコライザ(サウンドエフェクト)がONになっている事が考えられます
    イコライザとはWMPにも標準でついてるロックやポップ等の設定ができるものです。
    配信者側と視聴者側で両者がイコライザーをONにしている場合に
    エフェクトにエフェクトを重ねてしまうことになるため音質がかなり劣化します

    例:ロックという設定同士だと低・高音域が強調されるエフェクトの為、重低音と高音域の音質が非常に悪化します。
    この為、配信時はイコライザーを切って配信することをお勧めします。
    (PCのスペック不足、回線速度不足でもこういった現象は発生しますのであくまでも解決法の一つです)
  • ソースをPCで鳴ってるすべての音にしたい場合は「ステレオミックス」「StereoMix」「Mix」他似た様なソース名が無いか探してみてください。
  • 下のコメント欄より「Audizy2ZX」だとうまくいかない??Audizy2ZXでうまく設定できている人いましたら補足お願いしたいです。

出力

出力設定

出力先の設定ですが、ポートは好きに設定して下さい。
決まったポートを使うようにしておけば何かと便利です。
ポートは閉じておきましょう。でないとPeercastを経由しないでもアクセスできるようになり、擬似ポート0が詰まったような状態になることがあります。
このポート番号はPeercastで配信する際に必要になるので覚えておいて下さい。

下の「ファイルに保存」を使用すると、配信映像を保存出来ます。
大体ですが1時間あたり、340Kbpsだと150MB、548Kbpsだと240MB、1128Kbpsだと480MBぐらいのサイズのファイルになるはずです。

要注意
よくある質問にもありますが、 WindowsMediaPlayer 11を入れてしまうと、
エンコーダーからプルで必ず落ちるようになります
おとなしくWindowsMediaPlayerは10以下を使っておきましょう!

圧縮

エンコード設定

圧縮の基本設定です。
基本的に282Kbpsか340Kbpsが無難です。 光なら500Kbps以上もありですが、500Kbpsを超えた辺りからかなりのADSLerがPeercastでの転送が出来なくなりますので気を付けて下さい。

エンコードの詳細設定1 エンコードの詳細設定2

圧縮の詳細な設定です。

左側は基本的にあまり弄る必要はありませんが、エンコード時にPCの処理能力が厳しい場合、動画の方のコーデックの設定をWindowsMediaVideoのV7やV8にしてみて下さい。
「音がおかしい」と視聴者から指摘される場合は処理能力が足りない事が多いようです。

右側はさらに細かな設定で、実際の配信サイズやフレームレートが設定出来ます。
特別な事をしない限り変更する必要はありませんが、fpsをある程度下げた方がいい場合が多いです。特にFC、SFCなどのRPGでは8〜12fpsもあれば充分なので、余裕のあるスペックでなければ思い切ってfpsを落とすのも良いです。
例えば640×480で配信したいのでフレームレートは15fpsにするなど、標準設定とは少し違うやり方をしたい場合はここで設定します。v9のみの設定ですが、デコーダーの複雑さは通常自動でかまいません。ビットレートあげずに画質を良くしたい時は複合を選んでください、ただし負荷が増えるので注意してください。 またビデオ入力と同じにチェックを入れた方が出力解像度の変更が楽です。

なお音声に関しては、経験上、40kbps 32kHz StereoでもFMラジオ程度の音質は出ます。 ちなみに音声にMP3を使ってみたいという奇特な人は自己責任ですがレジストリエディタでHKEY_CLASSES_ROOT¥Windows Media¥WMSDK¥AudioEncodeに新規で文字列値を追加してそこに85と書き込んでください。これでMP3が使えるようになります

※エンコード設定の各項目についてはWMEのヘルプボタンを押せば詳細なヘルプが見られます。

コーデック特徴
V9 スクリーン画面が動いていないときは最も軽いが、画面を激しく動かすと他のどのコーデックよりも重くなる。ビットレートを低く設定しても欠損が起きにくいが、大幅に減色される為色数の多いソースには全く使えない。一部の視聴者はオーバーレイを有効にするか高画質モードを切らないと画面がちらつく
V9最も綺麗。320x240ではV7やV8と比べて気持ち少し重くなる程度だが、エンコードサイズが640x480等大きいものになるとV7やV8より遥かに重くなる。
V8V9よりは軽い。V7よりは綺麗だがマクロブロックのエッジノイズが目立つ。
V7とても軽いが符号化効率は最も悪く、低ビットレートだと画質の破綻が目立つ。とても軽いので初めての配信者には、とてもお勧めです。十分綺麗ですよ。
V9 Advanced Profileノイズフィルタや知覚最適化などレジストリでエンコードオプションが設定できる。WMP11β等を入れるとインストールされるVC-1仕様のWMV9APはさらにエンコードオプションが増え、基本的な画質も向上している。
ISO MPEG4一番軽い。しかし一部の視聴者はコーデックをインストールしないと見られないが、殆どの場合、再生時に導入される。Windows 2000上でWMEにこのコーデックを追加する場合はこのコーデックを入れればOK。Win XPの方でも何らかの拍子にISO MPEG4が消えた場合に同様に再導入可能。

コーデック別の色彩

WMEcolor 参考資料

H.264でエンコードできますか?

WMEでは出来ません。
設定/FLV配信を参考に別のエンコーダーを導入しくてださい。

属性・処理

属性の設定 処理の設定

左が属性、右が処理に関する設定です。
「属性」の設定は、MediaPlayerで再生しているときに、画面下の部分に表示されます。
お好みで適当にしておけばよいでしょう。

「処理」の設定は、画面取り込みでなくTV画面がソースの場合
解像度を320x240からあげる場合「ノンインターレース化」にチェックしないと
横縞が出ますので注意です。
(注:ノンインターレース化すると、配信中のソースの切り替えが出来なくなるようです)

その他

ここまでで挙げた以外に 「ビデオサイズ」 「プラグイン」 「セキュリティ」 「詳細設定」 というタブがありますが、今のところこれらを変更する必要はありません。
「プラグイン」タブではHunuaa CroppingやAdd Logosなど汎用DirectShowフィルタが使えます。

ここまで来れば小人数になら配信出来る状態になっています。
では次は、実際に自分で受信テストをしてみましょう。

再生テスト

nolink,WMEのプロパティ画面を開いたところ

プロパティを「適用」し、「エンコードの開始」を押せばエンコードはスタートします。
同じPC、もしくはLANで接続されている他のPCから確認してみましょう。

同じPCの場合
http://localhost:(WMEで指定した出力ポート)
他のPCの場合
http://(エンコードPCのアドレス):(WMEで指定した出力ポート)

MediaPlayerを立ち上げCtrl+Uから上記のURLを入力します。
設定にミスがなければ、現在配信している画面が見えるはずです。

再生テストに成功すればPeercastで配信する準備は完了です。
Peercastの設定に進んで下さい。

音量の調整

WindowsMediaエンコーダでエンコードの開始をクリックするとオーディオのパネルが現れます。
そこで音量が適切であるか確認して調整してください。
赤に入ると音が割れます。
声が聞こえにくく、これ以上マイク音量上げると赤に入るという場合は、 マイク以外の音を下げましょう。
テレビ、音楽、ゲーム等の放送や音を扱う物は、
基本的にこの音が割れないラインを守って作られています。

WindowsMediaエンコーダ音量の調整
ただし、WMEの音量バーは同じ音量でも環境によって差が出るのでDeskTopLevelMeterの利用をおすすめします。
KoToEncoderを使っている場合はおそらく問題ありません。

WMEのオプション設定

WMEのエンコード時CPU使用率が常に100%になってる場合WMEのオプション設定を見直してみて下さい。
WindowsMediaオプション
一番右(高品質)はエンコード時CPUにかなり負荷がかかります。画質は向上
一番左(高性能)はエンコードはCPU負荷は減りますが、画質は多少落ちます。
設定はビットレートが低いほど画質の差は出易いです。
CPUに負荷がかかりすぎている方は試してみてください。
ただしv9,v8.1にしか影響はないようです。

配信初心者にオススメな設定

配信初心者にはWMEの設定は難しい事だと思うので、
低スペックでもエンコード可能なオススメ設定を書こうと思います。
「圧縮」タブ>「編集」ボタン>「全般」タブにて
コーディック「Windows Media Video 7」を選択
「○○○bps」タブ(「全般」タブの隣のタブ)にて
「ビデオサイズ(大きさ)」を480*360、「ビデオビットレート」を500〜700kbps、「ビデオの滑らかさ」を 0 にする。
つまり「V7 480*360 500(〜700)kbps 滑らかさ 0」という設定となります。
これが、低スペックでもエンコード可能で、リスナーもギリギリ見れる設定かと思います。
更にエンコード負荷を下げたい場合はフレームレート(FPS:1秒間に表示させる画像数)を小さくしてください。
RPG系やADV系はFPSを10〜15でも問題ありません。お絵かき配信ならFPSが3〜5で大丈夫です。
PCスペックに余裕があるならコーデックは「Windows Media Video 9」がいいでしょう。
ADSLerにも安定リレーしてもらいたい場合の推奨ビットレートは500kbps未満です。
WMEとPC環境を両立するには試行錯誤(設定の微調整)が必要ですので頑張ってください。

関連リンク

Ocicat:Windows Media Encoderの項目別CPU負荷影響度調査

編集メモ

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • りあるてっく乙としかいいようがない -- 2009-05-13 (水) 03:31:49
  • ステレオミキサーが入っていないのですが(クリエイティブ系サウンドカード)どうすれば導入できますか? このままだとマイクが使えないので・・。 -- 2009-08-26 (水) 17:47:24
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  • ひとつだけわからないことがあります。pcypにのらないんですけど -- 2010-05-12 (水) 11:21:04
  • WMEの音量バーとツールについて追記 -- 2011-10-26 (水) 09:48:19
  • WindowsMediaEncoderのリンクだと、もうWME9にはたどりつけないようです x64がいる人にはちょっと不便 -- 2014-02-17 (月) 16:17:08
  • リンク・ツールの方のURLは生きてるんで必要なら直しておいて -- 2014-02-17 (月) 22:39:22
  • VjbgfPJJg -- rhyupiya? 2014-05-15 (木) 21:23:45
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Last-modified: 2015-07-03 (金) 20:56:39 (781d)